安倍氏銃撃で犯人の山上容疑者が統一教会怨みの犯行と供述。
安倍晋三氏が、昨年9月に行われた、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体、
Universal Peace Federation(UPF)が開催したイベントにビデオメッセージを送った。
同イベントには、トランプ前大統領もビデオメッセージを送っていた。
UPFの総裁は統一教会の教祖文鮮明氏の妻韓鶴子氏。
世界平和と南北朝鮮の統一にフォーカスした“Rally of Hope”と呼ばれるこのイベントは、
世界で約100万人の人々が視聴したとされている。
旧統一教会は、欧米ではカルト宗教として認識されており、信者は“ムーニーズ”と呼ばれている。
教祖の文鮮明氏は1982年、アメリカで、脱税で有罪宣告も受けた。
トランプ氏は安倍氏同様このイベントで「UPFを称賛している。
UPFのイベントに関わっているのはトランプ氏だけではない。
昨年5月に行われたUPFのヴァーチャルイベントでは、元副大統領のマイク・ペンス氏、
元国務長官のマイク・ポンペオ氏、元防衛長官のマーク・エスパー氏、
元58代下院議長ニュート・ギングリッチ氏という共和党の重鎮たちが演説したと、
元統一教会メンバーで現在はカルト専門家のスティーヴン・ハッサン氏が、ツイッターで明かしている。
これまでも、米第46代副大統領のディック・チェイニー氏や米第44代副大統領のダン・クエール氏も、
統一教会のイベントに参加していたという。
ハッサン氏は、自身のウェブサイトで統一教会のメンバー時代にした体験を語っているが、
統一教会がニクソン政権時代からアメリカの政治に食い込もうとしていたという。
「1974年、私と350名のムーニーズ(統一教会の信者のこと)は、ウォーターゲート事件の時、
ニクソン大統領への忠誠心を示すため、議事堂の階段で72時間祈りを捧げ、断食をした」
また、統一教会の南北統一の考え方について、こう述べている。
「北朝鮮が韓国に侵攻したら、アメリカのカルトメンバーは殉教者として死ぬために前線に送られると言われた。
韓国の支配の下で北と統一することが彼らのアジェンダだった」
文鮮明氏の息子で、統一教会の分派のサンクチュアリ教会を率いる文亨進氏も政治活動に熱心だ。
同氏はトランプ信奉者として知られている。
文亨進氏は、AR-15ライフルの所持を重視していることでも知られる。
2016年に、文亨進氏の兄ジャスティンがペンシルバニア州で銃のストアをオープンした際には、
トランプ氏の息子のエリック・トランプ氏とその妻ララが店のグランド・オープニングに訪れている。
日本でもアメリカでも、深い結びつきがある政治と統一教会。
アメリカ大統領のニクソン、レーガン、クリントン、ブッシュ達と統一協会文鮮明集団は、
深い係りがあるといわれている。
安倍氏だけではなく、他国の首脳陣もメッセージを寄せているというが、
悪徳商法の宗教に、他国がメッセージを寄せているるから、日本もメッセージを寄せて良いことにはならない。
そして、先進国では日本の安倍氏と米国の一部政治家だけだ。
トランプ氏と安倍氏が異常に仲が良かったのは、統一教会繋がりだからか。
もしかして、トランプ氏との外交ルートを持っていなかった日本が、
いち早くトランプ氏が大統領になって会えたのも、統一教会ルートだったのか。
さすがにこれだけ出てくると、安倍氏と統一教会の関係を、
盲目的に否定していた人たちも静かになった。
安倍氏を銃殺した山上容疑者は、母親が入信していた旧統一教会に「恨みがあった」と供述。