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​ムハンマド、バイデンに反論。

価値観の無理強いは逆効果だ。

サウジ資本の衛星テレビ局「アルアラビーヤ」電子版が16日、

会談に陪席したサウジ政府高官の話として報じた。




この報道によると、サウジ西部ジッダでの会談は予定の1時間半を大幅に超過し、話題は多岐にわたった。

バイデン大統領がムハンマド王子主導と見るサウジ人記者殺害事件(2018年)を取り上げたのに対し、

ムハンマド王子は必要な全ての司法手続きがなされたと説明。

「このような事件は世界のどこでも起きうる」と主張。

米国も過ちを犯してきたとして、駐留米軍による被収容者虐待事件が起きた、

イラクアブグレイブ刑務所を例に挙げた。

ムハンマド王子はさらに、米国とサウジの価値観は共通しない部分もあり、

価値観の無理強いは逆効果になると述べた。

失敗の例として、米国による戦争で国情が不安定化したイラクアフガニスタンに言及したという。



‘@価値観の無理強いは軋轢を生む。

話し合いに行ったのに、亀裂を生んでは本末転倒。

バイデン大統領は記者会見で、「カショジ氏の殺害に関して、私は会談の冒頭で提起し、

当時と今現在で私がどう考えているのかを明らかにした」と述べた。

「私は非常に率直に、『アメリカの大統領が人権問題について沈黙するというのは、

我々のあり方や私のあり方と矛盾する。私は常に、自分たちの価値観のために立ち上がる』と伝えた」と、話した。

エネルギー分野については、主要産油国サウジアラビアが今後数週間で市場を安定させるために、

「さらなる対策」を講じることを期待するとした。



サウジアラビアはこれまで、国交のないイスラエルとを行き来する航空機の領空通過を禁止していたが、

バイデン大統領によるとサウジアラビアは今後、領空を解放するという。

バイデン大統領も、なにか、やることが中途半端だ。

ムハンマド王子は冷静な人だ。