教団が安倍晋三を重宝した理由。
安倍晋三氏の銃殺事件を受けて旧統一教会に厳しい目が向けられるなか、
米紙「ワシントン・ポスト」がその資金源と大物政治家との関係に斬り込んだ。
元教会幹部やカルト研究者らに言わせれば、日本はこの世界的教団の富の7割を生み出す「金脈」だという。
悲嘆にくれる高齢者を狙う訪問販売と、著名な政治家との人脈づくり。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は、この両輪により、
数十年をかけて日本を最も当てにできる「金脈」として確立してきた。
教祖・文鮮明が築き上げたスピリチュアルで儲かる世界帝国を研究してきた専門家たちはそう指摘。
そして今、日本の安倍晋三氏殺害の容疑者が「特定の宗教団体」に恨みを抱いていたと警察に供述。
旧統一教会が容疑者の母親は信者であると認めたことにより、
この国で長らく物議を醸してきた同教会に再び厳しい目が向けられている。
日本の報道によれば、山上徹也容疑者は警察の取り調べで、
母親が宗教団体に巨額を献金するよう圧力をかけられ破産したと話している。
旧統一教会・日本会長の田中富広は7月11日に会見を開き、
山上の母親が1998年頃から信者であることを明かしたが、献金額については情報がないとした。
旧統一教会は日本で何十もの教会施設を管理しており、
安倍の銃撃現場から数百メートル離れた場所にある奈良支部もその一つだ。
安倍は他の多くの世界的指導者と同様に、旧統一教会関連のイベントに登壇し、講演料を得ていた。
直近では2021年9月に開催された行事にビデオメッセージを送っている。
それは、文鮮明の妻で教会内で「真の母」と呼ばれる韓鶴子が主催したイベントだった。
文鮮明の死去後に教会トップを務める韓鶴子に対し、
安倍は「世界の紛争解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けた、
あなたのたゆまぬ努力に深く感謝いたします」と述べた。
このイベントには、トランプ前米大統領もリモート出演し、文鮮明と韓鶴子を称えている。
その歴史を通して、旧統一教会と関連団体は、世界の政治指導者や有名人、
他の宗教の著名聖職者を講演に招くために高額を支払ってきた。
これは、有名で尊敬される人物と教会を関連付けることによって信用を勝ち取るための長年の戦略である。
「彼らは自分たちに正当性を与えてくれる人なら誰でもカネを出しますよ」
そう語るのは、世界各国における旧統一教会のビジネスと政治的イニシアチブを長く研究してきた、
ラリー・ジリオックス。
‘@どう見ても当たり前のことが、なぜ、日本のメディアは捻じ曲げて取り上げるのか。
なぜ、日本のメディアは統一教会を、統一教会の悪事を取り上げてこなかったのか。
日本の中枢に悪徳宗教団体が根深く食い込んでいるということは一大事だ。
なぜ、メディアは問題視しないのか。政権が吹っ飛ぶくらいの大ごとなはずだ。
日本の政治家と深い関係にあるから、統一教会を突けば日本政府にメディアがつぶされる。
そんな恐怖感を抱いている。だから、触れられなかった。
それは、創価学会と公明党も同じだ。
創価学会が悪だと言っているのではない。触れることはタブーということだ。
狂っているとしか思えないが、わたしが狂っているのか。
大阪 のビルに入るクリニックが放火され、巻き込まれた26人が死亡した事件から間もなく7カ月。
咲いた生 儚く散るは 切なくも
立川雲水