非合法化された統一教会。
シンガポールでは40年くらい前から統一教会は禁止になっている。
今回の安倍晋三氏銃撃事件で、シンガポールでも統一教会が再度脚光を浴びた。
だが、国内の新聞には「シンガポールでは禁止」と、サラっと触れている。
シンガポールでも信教の自由は憲法に記されている。
シンガポールには結社の自由もあるが、法律での制限を受ける。
統一教会の信者が設立していた団体の存在は、
シンガポールにおける公共の福祉と秩序維持に害があるとの根拠で、
1982年4月2日付けで、内務省は団体を消滅させた。
シンガポールでは、統一教会はカルトと評価されており、規制対象になっている。
出版も制限されており、日本でいうところの有害図書扱いとなっている。
統一教会は、フランスでもカルトとして分類されている。
フランスでカルトに分類された中には、創価学会も含まれる。
シンガポールで創価学会は、1972年に適法に団体登録されている。
シンガポールは世界で最も犯罪の少ない国の1つであり、暴力犯罪の発生率も低い。
シンガポールでは、身体刑(鞭打ち)も死刑も、重大な犯罪に対する刑罰としてある。
いくつかの犯罪についてはこれらの刑罰が必ず科されるものとされている。
オカルト的なコメンテーターや評論家、議員らが幅を利かす日本。
カルトにとって日本は最高の土壌なのかもしれない。
政府ぐるみでカルトを応援する国も珍しい。