政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

安倍氏銃撃救急隊員ら6人がPTSD。

安倍晋三氏(67)が街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、奈良市消防局は28日、

現場に出動した救急隊員らの救命活動記録を公開。

救急車は119番から10分後に到着し、CPA(心肺停止)状態だった安倍氏に、

あらゆる応急処置が講じられた緊迫の様子が記載されていた。



一方、現場で活動した計24人のうち6人が事件後、

心的外傷後ストレス障害PTSD)が疑われる症状を訴えている。

最初の119番は午前11時31分で、市消防局は32分9秒に「加害事故 出動せよ」と救急指令を出す。

安倍氏が銃撃されて心肺停止状態になっているとの情報も寄せられる中、

現場支援の消防隊員が37分に先着し、救急車が到着したのは41分だった。

報告書などによると、救急隊員らが急行した際、

安倍氏は道路のアスファルト上にあおむけの状態になり、警備関係者らに付き添われていた。

頸部に銃創が確認された。

心肺蘇生や気管挿管、酸素吸入、心電図の確認などの応急処置が繰り返されたが、

「初期波形は心静止」とされ、容体が全く改善しない状況が書かれていた。

報告書には「群衆多数で、現場騒然としており衆人環視下であるため収容を優先」との記述も。



安倍氏は救急車が到着した2分後の午前11時43分には車内に収容され、

救急車は45分にドクターヘリとの合流地点に向けて出発していた。

一方、奈良市は、現場に駆け付けた24人のうち6人が不眠などPTSDとみられる症状を訴え、

産業医の診察を受けたことを公表。

PTSDは生死に関わる体験をすると、不安や動悸のほか、

自らの意思と関係なく記憶がよみがえる症状が出ることもある。

市消防局総務課は「隊員らは事故や火災の現場に出動する中で心の鍛錬も重ねているが、

銃撃事件は特殊で銃創を普段から目にすることはない。

衝撃的な事件で隊員らもショックを受けており、心のケアに努めていきたい」としている。



‘@人の命は同じだが、現役で政界に影響力を持つ、最近まで元総理だった人の銃撃死を、

目の当たりにした人の衝撃は、受け止め方も違うだろう。

だが、これとは比べ物にならない悲惨な状況がウクライナでは日々繰り返されている。

(合掌)