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田口翔被告ヒカル保釈。

1日、山口県阿武町の新型コロナ給付金4630万円の誤送金問題で起訴された、

田口翔被告(24)がこの日、勾留先の山口南署から保釈された。

ユーチューバーのヒカル(31)が、田口被告の未返済分を一時立て替え、

今後は田口被告に関係先の会社に勤務してもらう予定だという。

田口被告の保釈金250万円も支払った。



黒いスーツを着た田口被告は、山口南署から出ると深々と一礼。

白いマスクを着けていたのに加え、長髪が強風で大揺れだった。

保釈のとき、車の中ではヒカルが待ち構えていた

ヒカルはこの日夜、自身のYouTubeチャンネルで田口被告にインタビューした動画を公開した。

ヒカルは田口被告にも非はあると断ったうえで、

「誤送金がなければ人生が狂ってなかったのかなとも思う。なんか力になりたいと思って」と明かす。

それに加えて「なんか広告塔になるんじゃないかなって。

ビジネスにつなげられるんじゃないかなっていう僕の独自の発想ですね」と正直に吐露した。



ヒカルから、誤送金された当時の感想を問われた田口被告は「だまされてるんかな?と思いました」と返答。

またオンラインカジノで全額使ったと供述したことに「本当ですよ。全部使いました」と認めた、

ヒカルは「すごいな! 逆にすごいな、何かそこまでいくと」と驚きの表情を見せた。

当時の心境について「ちょっとブワッとパニック状態だったんで」と話す田口被告。

ヒカルから「阿武町に対して恨みとか憎しみとかっていうのはない?」と問われると、

沈黙の後に「ちょっとノーコメントでお願いします」と話した。

ヒカルは爆笑しながら「そらゼロではないわな」と同情する様子を見せた。

迷惑をかけた家族へ向けては「早く親孝行したい。そのためにも仕事を頑張りたい」と思いを語った。



動画では、田口被告へ手を差し伸べた理由について、

「田口君の親とも弁護士を通じて会話している中で、まっとうに生きてほしいっていう思いが強いっぽいので、

そういう方向に導けたら」と説明。

一方で「田口君、広告塔になるんじゃないかなと。ウィンウィンの関係性を作れたら」と話し、

「僕自身もガッポリ稼がせてもらおうかな」と“本音”をのぞかせた。



『ヒカルの関係する会社』は、QBTこと『究極のブロッコリーと鶏胸肉』。

その名の通り、低糖質食であるブロッコリーと鶏胸肉にこだわったメニューを提供する飲食ブランドで、

全国の飲食店と提携し、デリバリーやテイクアウトを展開。

メディアで紹介される機会も多く、ヒカルのほかにも手越祐也てんちむといった、

問題児YouTuberが取り上げてきた。

田口被告に目をつけるYouTuberはヒカル以外にもいた。

迷惑系YouTuberのへずまりゅう(31)は5月16日、

〈俺がお前の4630万円肩代わりしちゃるけ皆んなにお金返さんか?〉

〈変わりたいならDMしてこい〉と呼びかけていた。

YouTuberで格闘家のシバター(36)も「お前を4630万円で10年間雇ってやる」と動画内で提案。

そうそうたる顔ぶれだが、田口被告はヒカルを選んだのは、その中では正解だ。



これから田口被告は、ヒカルが出してくれたという保釈金250万円と、

民事裁判で町側から上乗せして支払うよう求められた弁護士費用・訴訟費用およそ500万円を、

返済するために働くと見られる。

後者の具体的な金額は裁判で争うようだ。

うまく行けば、1000万円くらいすぐに返せるのだろうが、

ヒカルのもとで心機一転、Win-Winの関係を築くことは出来るのか。

少なくともヒカルはこの件によって、名も利益も上げる。

商売上手だ。