米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題を審査していた総務省の第三者機関、
「国地方係争処理委員会」は19日の会合で、沖縄県の「敗訴」となる決定を下した。
名護市辺野古への移設を後押しする国土交通相の是正指示は「違法ではない」と判断。
是正指示の違法性を主張し、取り消し勧告を求めていた県の訴えを退けた。
係争委は近く、県と国交省に決定を通知する。
県は不服がある場合、通知から30日以内に高裁に提訴できる。
菊池洋一委員長(元広島高裁長官)は会合後の記者会見で,
「承認しない県の事務処理は裁量権の乱用に当たり、公有水面埋立法の規定に反する」と述べた。
沖縄タイムス+プラス。
米空軍が飛行を止めた欠陥機オスプレイ「なぜ沖縄では停止しないのか」沖縄県民に不安と怒り。
米軍事専門メディアによると、米空軍は16日、輸送機CV22オスプレイの全52機を対象に、
安全上の問題で無期限の地上待機とする措置を取った。
報道では、クラッチの不具合により、過去6週間で2件、2017年以降で計4件の事故が起きたことを問題視。
けが人は出ていないという。
声明で空軍は「原因を究明し、リスク管理策が取れるまで飛行しない」としている。
嘉手納基地に繰り返し飛来している米空軍のCV22オスプレイが、事故続発で飛行停止になった。
18日も海兵隊仕様のMV22は沖縄本島中部で飛行が確認され、住民は全ての米軍機の飛行停止を求めた。
CV22は日本では米軍横田基地(東京都福生市など)に配備されている。
米海兵隊や陸上自衛隊が配備しているMV22オスプレイとは仕様が異なる。
日本政府や米軍の丁寧な説明が求められる。