「正直者が罰を受けかねない」
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係を巡り、
自民党が党所属議員に求めた調査報告は2日、回答期限を迎えた。
党執行部は結果を集計し、公表する予定だが、多くの議員事務所から、
「正直に報告した者が罰を受けかねない」との不満が噴出。
自民党は当初、6日にも調査報告の集計結果を公表する予定だったが、
「あいまいな記述が多く、確認作業が発生。報告の再提出を求めた議員もいる」
そのため、公表を延期すると明らかにした。
「作業は来週いっぱいかかる見込みだ」と説明、来週中の公表を目指す。
茂木幹事長は31日の記者会見で「調査ではない。各議員に点検を要請し、党はその全体像をつかむ」と説明。
「仮に守ることができない議員がいた場合は、同じ党で活動できない」と述べたが、
自己申告で全容解明につながるか疑問符が付く。底無し沼から脱出できるのか。