宮城県多賀城市が経済対策で発行した市民限定の10割増し商品券の追加販売が、
10日、市役所で先着順に行われたが、購入希望の市民が殺到して大混乱。
(深谷 晃祐市長)
長蛇の列は最大1キロ近くになり、周辺では交通渋滞が発生、救急搬送される人も出た。
対応する市職員らの数が少なく、誘導や案内などが不十分で混乱に拍車をかけた。
市役所周辺は一時、2000人を超える市民であふれかえった。
午前9時に来庁した市民は、商品券を手にしたのは午後0時半ごろ。
「炎天下で長時間待たされるのはつらかった」と嘆いた。
並び間違えて順番が入れ替わり、トラブルも発生、『横入りした』と言い争いが、何回も起きた。
並んでいたとみられる30代と40代の女性2人が、熱中症のような症状で救急搬送される。
周辺は市役所へ向かう車で混雑し、渋滞は1・5キロ以上に及んだ。
「普段は家から15分なのに2時間もかかった。せっかく来たが、大行列なので諦めて帰る」と落胆しながら帰る人も。
10日は七ケ浜町でも同じ商品券の追加販売があり、同様に行列や渋滞が発生し、町はホームページで謝罪。
‘@同じことを繰り返す。
何も考えていないのだろう。
商品券を配れば市民が喜ぶと、それだけ。
もしかしたら、配ってやってんだからありがたく思えと。
だから、思考停止になる。
行政が市民や街に迷惑をかけてどうするのか。
学習能力のない自治体はあるようだ。