新型コロナによる影響で長く海外との人の往来が制限されたことで、
成田空港で営業していた飲食店などのテナントのうち、全
体の2割近くにあたる80店舗余りが撤退した。
外国人観光客の受け入れが再開されてから10日で3か月。
今週からは水際対策がさらに緩和されて、1日当たりの入国者数の上限が5万人に引き上げられた。
空港会社によると、これまでに全体の2割近くにあたる84店舗が撤退。
残る380店舗余りについても今月3日時点で、およそ4割が休業したままだという。
成田空港の国際線の利用客は、現在もコロナ前の3割未満まで減少している。
空港会社は、テナントに対し賃貸料を減額するなどの支援を行っていて、
一部の店舗を除いて来月以降も継続するなどして、店舗の維持や再開を後押しするとしている。