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​ヒグマと列車の衝突が過去最多。

日本も狭いようで広い。

2021年度に列車がヒグマと衝突したり、衝突回避のため徐行したりした回数が過去最多の68件に上る。

今年度も36件(11日現在)の事例があり、秋以降は出没が増える時期のため、さらに衝突が増える恐れがある。



8月28日午後8時20分頃、宗谷線智恵文―日進で、札幌行きの特急「宗谷」がヒグマに衝突。

死体の除去などのために最大3時間20分の遅れが生じた。

31日夜にも、同線でヒグマがはねられ、除去のため最大3時間10分遅れた。

JR北によると、ヒグマと衝突もしくは、衝突の可能性が生じた件数は、

16年年度21件だったが、17年度39件、18年度32件、19年度23件、20年度56件と増加傾向にある。



ヒグマの生態に詳しい北海道立総合研究機構の釣賀一二三研究主幹は、

「個体数の増加が背景にある可能性がある」とみる。

道のまとめでは、ヒグマの個体数は近年増加しており、1990年度は約5200頭だったが、

14年度は約1万500頭、20年度は約1万1700頭と推定。

エゾシカとの衝突も16年度の1777件から昨年度は2632件で過去最多となっており、

釣賀研究主幹は「列車にはねられ、瀕死ひんしでその場を離れたエゾシカを食べ、

その味を覚えたヒグマが線路に近づいてくる場合もある」と指摘。



JR北によると、死体を回収しようにも、子グマをひいた場合は、周囲に親グマがいる可能性が高く、

攻撃されることもあるという。

このため、JR北はハンターの手配ができない場合などに、保線車両内から外部に出ずに、

ヒグマをつり上げられる装置「熊キャッチャー」を開発し、活用している。

油圧式のアームでヒグマの体を挟んでつり上げる仕組みで、幌延や美深などに計4台配備。

しかし、今後も列車との衝突は減りそうにない。


(こちらは子牛。それにしてもこんなところを列車が走っている)

道ヒグマ対策室によると、個体数の増加の背景には、90年度に「春グマ駆除制度」が廃止され、

以降、積極的な捕獲が行われなくなったことに加え、ハンターの高齢化による減少があるという。

同対策室の担当者は「状況が変わらなければ、今後もヒグマの生息数は増えていくだろう」と話している。


(ぼくたちだって怖いんだベア)

‘@北海道がこんな事態になっているとは知らなかった。

人身事故につながらなければいいが。

北海道の鉄道はそれでなくても赤字なのに大変だ。

なんとか団体が「クマがかわいそうなので殺さないで」と言っているらしいが、

だったら「線路に入り込まないように何とかしてくれっ」て話だ。