ロシア軍は13日、対ウクライナの全ての前線で「大規模攻撃」を開始したと発表した。
ウクライナ軍は先に、反転攻勢を強めていた。
ロシア軍は電撃的な反転攻勢を受け、ハルキウ州を含むウクライナ北東部から撤退。
ロシア国防省はウクライナ情勢をめぐる定例会見で、
「ウクライナ軍に対し、作戦を展開する全方向で、空軍、ミサイル部隊、
砲撃部隊が大規模な攻撃を行っている」と述べた。
同省は、東部ドネツク州のスラビャンスクとコンスタンチノフカ周辺に拠点を置くウクライナ軍に対し、
「精密誘導」攻撃を開始したという。
ロシア軍は、同州内でここ数日間、ウクライナ軍との激しい戦闘が続いていると報告。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は13日、ロシアのプーチンと電話会談し、
ウクライナから軍を撤退させるよう呼び掛けた。
ショルツ首相は90分にわたる会談で、プーチンに対し、
「停戦やロシア軍の完全撤退、ウクライナの領土や主権の尊重に基づく外交的解決」を、
可能な限り早く行うよう要請。
また世界的な食糧不足を受け、ウクライナからの穀物輸出に関する合意を守るようロシアに促した。
さらにショルツ首相は、欧州最大の原子力発電所であるザポリージャ原発の安全問題も提起。
原発周辺で数週間前から続く戦闘の激化を避け、国際原子力機関の勧告した措置を完全に実施するよう求めた。
(もうたくさんだ!)
‘@ショルツ首相はウクライナ攻勢で、ロシアが弱っていると踏んだ今のタイミングと、
15日に、プーチンと習近平主席が会談予定なので、それに先駆けそろそろ停戦しないかと持ち掛けたようだ。
意外と抜け目がない。
プーチンと習近平主席の会談が一つの節目になればいいが。