ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは、ロシア軍が１９日未明、
南部ミコライウ州の南ウクライナ原子力発電所を攻撃したと発表。
原子炉に損傷はなく正常に運転していると説明。
エネルゴアトムの声明によると、爆発は原子炉から３００メートル離れた場所で起きた。
真夜中過ぎに発電所の建物が破損し、近くの水力発電所と送電線も被害を受けたという。
「現在南ウクライナ原発の３つの発電ユニットは通常通り運転している。職員に負傷者はいない」とした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「テレグラム」への投稿で、
「ロシアは全世界を危険にさらしている。手遅れになる前に止めなければならない」と訴えた。
ロシア側は今のところ反応していない。
たび重なる攻撃で稼働を停止中のザポリージャ原発に次ぐウクライナ第2の発電量を誇るという。
3基の原子炉で計300万キロワットの出力がある。
ロシア軍の支配下にあるザポリージャ原発とは異なり、南ウクライナ原発はウクライナ政府の統治下にある。
