米軍トップ、警戒強化呼びかけ。
戦争は新たな局面を迎えており、「ロシアを注意深く見守る必要がある」
9月18日、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、
ウクライナの戦力を支援するポーランドの軍事基地を訪問。
米軍に警戒強化を呼びかけた。
ミリー議長は基地訪問後、ワルシャワで「戦争は現在、ロシアにとってあまりうまくいっておらず、
われわれは高度の準備態勢と警戒態勢を維持する必要がある」と語った。
基地ではロシアの攻撃に備えたパトリオットミサイルなどの防空システムを視察。
また、安全なテレビ会議を通じた米国製兵器の遠隔保守支援など、
同基地の駐留米軍がウクライナに提供している重要な支援について説明を受けた。
ミリー議長は欧州に駐留する米軍への脅威が高まっているというわけではないとした上で、準備は必要だと指摘。
「戦争では次に何が起こるか分からないものだ」と述べた。
ミリー議長に同行した記者団は、基地の名称や場所を公表しないよう要請された。
ミリー議長はプーチン大統領の次の行動については言及しなかったが、
戦争は新たな局面を迎えており、ウクライナ軍が戦略的な主導権を握っていると指摘。
「そのため、ロシアの反応がどうなるかを注意深く見守る必要がある」と述べた。