パナソニックホールディングスは21日、
体に装着して力のいる作業を補助するパワーアシストスーツを開発する子会社「ATOUN(アトウン)」(奈良市)が、
奈良地裁から特別清算開始の命令を受けたと明らかにした。
東京五輪・パラリンピックでも使われるなど注目を集めていたが、開発の先行投資を回収できなかった。
ATOUNは2003年6月、パナソニック(当時は松下電器産業)の社内ベンチャー支援制度を利用して設立された。
JALグループの主要空港でも導入事例があった。
しかし、1台70万円の値段と、コロナ禍で展示会などが開催できなくなり、売り上げが減少。
研究開発のための先行投資を回収できず、大幅な赤字に陥った。
負債額は21年3月期末時点で約3億5千万円。
‘@人よりもロボットや機械化に移行されている現状、値段的にも難しかったのか。