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豪州各地で先住民らが君主制に抗議。

オーストラリアは、死去したエリザベス英女王追悼のため国の休日となっていた

その日、オーストラリア各地で、英国の植民地政策が先住民にもたらした影響を非難する抗議デモが行われた。



シドニーメルボルン、キャンベラなどの都市では、君主制廃止を求める活動家らが集まり、

約200年前の英国人入植から始まる先住民迫害に抗議した。

英国は1788年からオーストラリアへの入植を開始。

以後2世紀に及ぶ先住民に対する差別と迫害の歴史が始まった。

欧州系などのオーストラリア人と比べ、大陸の先住民(アボリジニ)などの先住民には、

依然として明確な格差が存在するという。



シドニーで抗議デモに参加した先住民族ゴメロイのグウェンダ・スタンリーさん(49)は、

「英王室は、ここオーストラリアに未解決の問題が残っていることを認識すべきだ」と話した。

スタンリーさんは女王の死について「悲しむ理由がない。それどころかわれわれ(先住民)にとっては、

喜ぶべきことだ」と述べ、先住民の土地の返還と「戦争犯罪」に対する賠償を訴えた。

シルバさんは「オーストラリアの先住民は今も先祖たちの土地を取り戻すために闘っている」

「われわれはこうした土地を伝統的な所有者に返還することを要求する」との見解を示した。