2日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、市場でデフォルト(債務不履行)の懸念が高まった、
スイスの金融大手クレディ・スイスの経営幹部がこの週末、
大口の顧客や取引相手先の金融機関、投資家などに接触し、
同社の流動性や資本状況に問題がないことを説明したと報じた。
クレディ・スイスはデフォルトに対する保険料の意味を持つ、
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドが9月30日に急拡大し、
その後幹部が投資家などに電話をし説明したという。
FTによると、クレディ・スイスの幹部は、同社が資本増強の可能性について、
投資家に正式に接触したとの報道を否定。
株価が過去最安値を付け、格下げで調達コストが上昇する状況下で、
こうした動きを回避しようとしていると説明したという。
クレディ・スイスの広報担当者はFT紙の報道についてコメントを避けた。
‘@悪は滅びる、か。