南太平洋のソロモン諸島のマナセ・ソガバレ首相は7日、前日のオーストラリアとの首脳会談で、
自国への中国軍駐留を容認しないと確約したと明らかにした。
ソロモン諸島は4月、中国と安全保障協定を締結したためにオーストラリアとの関係が緊張した。
同国のアンソニー・アルバニージー首相は6日、首都キャンベラで、関係改善に向けてソガバレ首相と会談。
ソガバレ首相はAFPの質問に対し、「中国については慎重を要する問題であり、
そうしたことが起きるのは容認しないとオーストラリア側に確約した」と書面で回答。
ソガバレ首相は以前、軍民共用になり得る埠頭や空港の建設を中国に対して認める可能性を示していた。
ソロモン諸島は2019年、台湾と断交し中国と国交を樹立した。