アフガニスタンで日本人医師の中村哲さんが銃撃されて亡くなってから3年を前に、
現地での長年の人道支援などをたたえる追悼広場が11日、東部ジャララバードに完成。
医師の中村哲さんは、アフガンでおよそ30年にわたり医療や用水路建設など人道支援に取り組んできたが、
東部ジャララバードで2019年、武装集団に銃撃され死亡した。
中村さんを追悼する広場は銃撃現場の近くに完成し、自治体関係者や市民のほか、
イスラム主義勢力タリバンの関係者らが出席して式典が開かれた。
広場は「ナカムラ」と名付けられ、中村さんの写真入りの石碑に功績が現地語や日本語などで刻まれている。
市民らは「この広場ができたことに感謝しています。
私たちは彼がアフガニスタンのためにしてくれたことを忘れてはいけないからです」と話した。
中村さんの同僚は、「彼はアフガニスタンに対して、とても誠実でした。
今私たちは彼のやり方をまねようとしています。誠実に人々と国のために尽くしています」と述べた。
現地では中村さんの意思を継いだ市民らが活動を続けている。
‘＠こういう人こそ国の誉れ、国葬の価値がある。
日本人も中村さんを忘れないでほしい。
（合掌）
