ウクライナは20日、ベラルーシとロシアによる敵対的な発言の激化や合同部隊の配備を受け、
ロシアがベラルーシから攻撃を仕掛けてくる恐れが「高まっている」と指摘。
ベラルーシとロシアは先週、ウクライナの北側にあるベラルーシ国境の防衛を任務とする合同部隊を新たに結成すると発表。
またベラルーシの国営ベルタ通信によると、同国国家保安委員会(KGB)は20日、
「ウクライナ領土からの情報活動やベラルーシ領空を侵犯しようとする試みが毎日のように増加している」と主張。
ウクライナ軍のオレクシー・フロモウ参謀副長は会見で、
「ロシアとベラルーシの軍事・政治指導部による攻撃的な発言が激化している」とし、
「北方戦線でのロシア軍による攻勢再開の脅威が高まっている」と説明。
ウクライナの西方に位置するポーランドなどの国々からの軍備供給路を断つために、
ベラルーシ西部から攻勢がかけられることもあり得るとした。