侵攻への準備進める。
台湾では、中国による軍事侵攻への警戒感が少しずつ高まっている。
中国からの軍事的圧力の高まりを受け、来年の防衛予算は過去最高の約2兆7400億円となる見通しで、
防衛力の強化を進めている。
台湾の離島・澎湖島では19日、中国軍の攻撃を想定した台湾陸軍の軍事演習が行われた。
中国では、共産党の党大会が開催される中、「侵攻を阻止する能力がある」とアピールした形です。
台北中心地の繁華街にある広い駐車場などは防空壕になっている。
普段は、駐車場などとして使われる。
全部で10万か所以上あり、台湾の人口2300万人を大幅に超える8600万人以上を収容できる。
台湾政府が作ったアプリを開くと、防空壕の場所が分かり、辺り一帯が同じマークで埋め尽くされている。
台北市は9月、空襲に備えるための中高生向けのビデオを公開。
そこでは、衝撃波に備える姿勢を細かく説明。
学校側が(防空壕アプリの)資料を配って、親にダウンロードを呼びかけている。
本格的に軍事侵攻に備える人もいる。
包帯や生理食塩水など、医療用品のバッグ、さらには防弾チョッキやヘルメット。
ウクライナ侵攻が始まった後、戦争への危機感が高くなったという。
「中国軍が使っている銃弾に対応できる防弾チョッキに変えた」と話す。
さらに、緊急時の食料などをまとめたバッグも用意している。
「台湾は島なので、逃げる場所はありません。自分で自分の家を守るしかないです」と語った。
‘@日本は国民が置き去りにされている。
食料自給率は低く、防空壕も食料もない。
戦時下は特に自助・共助が重要だ。
だが、信頼できない国のトップに国民の士気は薄れる。
政府は声高々に防衛費を謳うなら、最低限国民を守る用意はすべきだ。