モンドリアンの抽象画、77年間も上下さかさま展示 誰も気づかず
ドイツのデュッセルドルフで28日、77年間逆さまにつるされていた。
黒い直線と、赤、青、黄の三原色で構成された絵が有名なオランダの抽象画家ピート・モンドリアン。
そんなモンドリアンの絵が、75年以上も逆さまに展示され続けていた。
英ガーディアンなどによると、その絵は、赤、黄、黒、青の粘着テープが組み合わさった、
「ニューヨークシティー1」という作品。
1941年に制作されたが、署名はなく未完の作品とみられている。
この抽象画には線が密集した部分があり、そこが下部で、地平線を表すものと考えられていた。
だが今年初め、オランダの前衛芸術家に関する調査を始めたキュレーター(展示企画者)が、
絵が逆さまだと気づいたという。
‘@わたしは全く絵心が無いので、ピカソの良さなど、ほとんど分からない。
説明されれば、そうなのかと思うくらいだ。
時として価値は人間がつくりあげる。