円安や値上げ奏功。
UBARUは2日、2023年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正。
営業利益は前年比3.3倍の3000億円と従来から1000億円増える。
資材高騰の影響を値上げなどで一部補うほか、円安が寄与する。
修正後の数値は市場予想を上回る。
前提となる為替レートは1ドル=133円(従来は120円)、1ユーロ=136円(同130円)と円安方向に見直した。
為替の影響は従来予想に対して1504億円の営業増益要因となる。
主力の米国販売では、8月に5万台前後と説明していた受注残は「直近でも4万7000―4万8000台レベル」であり、
供給を徐々に増やしているが「なかなか減らない」と指摘。
金利上昇に合わせてローン金利も上げているが「需要は堅調」という。
米国では人件費が高騰しており、サプライヤーを含めて人の確保が難しく、米国生産拡大は現時点では困難との認識を示した。
通期の売上収益(売上高に相当)は38.5%増の3兆8000億円(従来は3兆5000億円)となる見通しで、
達成すれば過去最高となる。純利益は2100億円(同1400億円)に上振れる。
年間配当も76円(中間・期末で各38円)と従来予想から20円引き上げた。
‘@トヨタも売り五上げは過去最高を更新したが、純利益は減少。