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地上げ、生魚の異臭が。

週刊SPA!

東京屈指の“高級住宅街”で地上げトラブル「バブル期並みの悪質さ」

地上げ問題渦中の4階建てマンション。港区築48年。7月28日に所有権が移転。

豪邸が立ち並ぶ華やかな街の一角に、ひときわ異質な建物があった。



その建物は4階建ての築古マンション。入り口周辺には、ゴミが散乱し、割れた窓ガラスや壊れた家電製品、

ゴミ袋が積まれている。壁面には黒や赤のスプレーで「バンザイ」「持久戦」など挑発的な落書きがされ、

屋上から垂れ下がったロープは先が丸まっていて首吊りを連想させる。

さらには生魚や生肉が吊り下げられ、生卵も放置。

それぞれ「干物」「卵育て中」いうと解説のような落書きも気味が悪い。

暑気が残る10月初頭。辺りには大きなハエが飛び回り、腐敗臭が鼻を刺す。



1階にはテナントが入っており、住民の気配もうかがえる。

新所有者について調べると、過去にも横浜の敷地をゴミだらけにした前例があることがわかった。

当該物件の住民は大半が退去したようだが、夕方になるとわずかに電気がついた部屋があった。

自宅に突然、落書きや魚が吊るされてはたまったものではないだろう。

「干物」と落書きがあり、あくまでも干物だと主張しているようだ。

このような事態を法律は許しているのだろうか?



不動産事情に精通し、全ツイの愛称で知られる「全国宅地建物取引ツイッタラー協会」に聞くと、

「自家製の干物を作ろうとしたら、つい腐らせてしまった。家の前に粗大ゴミを放置してしまった。

こんなことが起きても逮捕はされませんよね。 ゴミ屋敷然り、所有権があれば何をしようがある程度自由で、

警察に訴えたところで民事不介入とされます。

とはいえ、今回は地上げの手口のなかでもかなり悪質です。

昭和の映画『マルサの女』に出てくるヤクザの嫌がらせ行為とほぼ変わりません」

「住人は当然訴訟もできますし、このケースですとほぼ勝てるでしょう。

しかし、それには不快な時間と費用がかかる。よほどの事情がない限り、

十分な立ち退き料を交渉して引っ越すほうが、賢明だと言わざるを得ません」

今回のように、実は昭和スタイルの地上げ屋は顕在している。

法の抜け穴が招いた悲劇は繰り返される。



‘@わたしの知り合いのビルも地上げに合い事務所移転を余儀なくされた。

オーナー側の問題だが、関西の方から来た地上げ屋だったらしい。