夫が怒りの告白。
愛知県愛西市で、BA.5対応型ワクチンの接種５分後に亡くなった42歳の主婦。
女性は、接種後、体調が急変した際にアナフィラキシーの治療を受けないまま亡くなっていた。
11月5日午前、市内の集団接種会場佐織総合福祉センターでワクチンを接種したが、
その5分後「息苦しい」などと体調悪化を訴え、嘔吐などの症状も出た。
その場で心肺停止し病院へ運ばれたが、死亡が確認された。
死亡した女性の夫は「医療行為を一切せずに、妻の心臓が止まるまで見殺しにした。何の誠意もない」と憤る。
女性は、ワクチン接種で起きることのある急激なアレルギー反応、「アナフィラキシー」を起こした可能性もあるが、
夫によると体調が急変した際、その場に待機していた医師や看護師は「アナフィラキシー」への対応をしなかったという。
「『アナフィラキシーには対応したことはありません』。処置に当たった先生が言いました。納得できない」と夫は訴える。
新型コロナワクチンの接種で、呼吸困難や意識の消失などアナフィラキシーと思われる症状が出た際は、
迷わずアドレナリンを注射するよう日本救急医学会がガイドラインを作っている。
政府も、ワクチン接種の際はアナフィラキシー対策はしているので安心して接種してほしいとしている。
だが、今回はそうした処置はしていなかった。
今回の件について愛知県医師会は重大事案ととらえ、医療事故を検証する専門の委員会で、
対応に問題がなかったか調査することにしている。
今回のことで、ワクチン接種をためらう人が増える可能性が高い。
（合掌）
