トルコの最大都市イスタンブール中心部で87人が死傷した爆発をめぐり、
トルコ政府は14日、クルド人武装組織に所属する女の容疑者を拘束したと発表。
13日、イスタンブール中心部の繁華街イスティクラル通りで爆発があり、6人が死亡、81人がけがをした。
この爆発をめぐり、トルコのソイル内相は14日、
「捜査の結果、犯行はPKK=クルド労働者党によるものだった」として、
クルド人武装組織に所属する女を容疑者として拘束したと発表。
「1人の女がベンチに40分ほど座っていて、その場を離れて数分して爆発が起きた」
トルコ政府はこれまでの調べで、監視カメラの映像や目撃者の証言などから、爆発はテロとみて捜査を進めている。
PKKは1980年代から少数民族クルド人の分離独立闘争を繰り広げ、
トルコ政府によると、これまでに市民を含む4万人の死者が出ている。
このためPKKはトルコだけではなく、アメリカやEUからもテロ組織に指定されていて、
トルコは、NATO加盟を申請しているスウェーデンとフィンランドに対して、
両国がPKKの活動拠点になっているとして、対策を繰り返し求めている。