医師の古川聡・宇宙飛行士(58)が総括責任者を務めた、国際宇宙ステーション(ISS)の生活を模した医学研究に、
データの改ざんや捏造など多くのずさんな点があった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は重大な不適切行為があったと認定し、25日に文部科学省などに報告。
古川飛行士は2023年ごろISSに2回目の長期滞在をすることが決まっているが、
JAXAは古川飛行士を含む関係者を処分する方針。現役の宇宙飛行士を巡る不祥事が発覚するのは異例だ。
JAXA 佐々木宏理事は、「研究対象者の皆様の善意に対して、裏切るような結果となりました。
関係者皆様に対して、ここで深くお詫びをいたしたいと思います」
問題の研究は、医師でもある古川宇宙飛行士が責任者を務めた研究チームが2016年から17年にかけ、
茨城県つくば市のJAXAの施設で実施したもの。
ISS=国際宇宙ステーションを模した閉鎖環境で被験者に14日間過ごし、血液や心理状態などのデータをとったが、
その後のJAXAの調査で存在しないデータやデータの書き換えが判明したという。
‘@なぜ、そんなことをしたのか。
今までの努力、経歴が水の泡。