社会学者の宮台真司氏(63)が勤務先の東京都立大キャンパス(東京都八王子市)内で、
刃物で切りつけられた事件で、事件直後にキャンパス東側の出入り口から学外へ走り去る男の姿が、防犯カメラに映っていた。
宮台氏は全治約1か月の重傷で、警視庁が殺人未遂容疑で男の足取りを追っている。
宮台氏は29日午後4時20分頃、講義を終えてキャンパス内の歩道を歩いていたところ、
午後4時10分まで4時限目の講義をしていて、講義を終えてキャンパス内の歩道を歩いていたところ、
後ろから近づいてきた男に突然、頭を殴られ、刃物で首や背中、脇腹などを切りつけられた。
襲われたのは講義終了の7分後の17分ごろだということで、
警視庁は講義の予定を事前に把握していた疑いがあるとみて調べている。
(太蔵に苦言)
これまでの調べによりますと、男は年齢が20代から30代くらい、身長が1メートル80センチくらいで、
黒っぽいジャンパーにズボンを身につけ、短髪で、がっしりとした体格だったということで、
警視庁は防犯カメラの映像を分析するなど殺人未遂の疑いで行方を追っている。
男は宮台氏が倒れ込んだ後も何度も切りつけ、宮台さんの手などには刃物を防ごうとした際にできる防御創と呼ばれる傷もあった。
宮台真司氏、安倍氏国葬に合わせ公開した映画トークショーに出演していた。
山上容疑者題材の映画「ネトウヨも見にきて」元日本赤軍の監督がアピール 国葬前日から公開
安倍元首相の銃撃事件を題材にした映画「REVOLUTION+1」が9月26日、新宿・ロフトプラスワンで上映された。
前売り券は完売し、上映後のトークがインターネット配信された。
元日本赤軍で活動した足立正生監督らが約2時間にわたり、語った。
映画を巡っては国葬に合わせて特別版を公開したことに、芸能人や評論家が批判的な意見を出すなど話題になっていた。
25日には鹿児島市のガーデンズシネマで上映中止が発表されたことを受け、ツイッターで「上映中止」が一時トレンド入りするなどしていた。
企画・共同脚本の井上淳一氏は「ガーデンズシネマがテナントとして入っているデパート側に抗議電話があり、
映画に無関係の人が1時間も対応することになってしまった。僕が安易だった。ケアしてなかった。
ミニシアターを責めないでほしい」と説明した。
一方で、映画の内容を見ないで公開を批判する動きには反発。「見てから言え」と訴えた。
足立監督も、国葬の日にぶち当てることが一つのテーマだったと明かし、
「批判されることによって僕も鍛えられる。ネトウヨの人も、統一教会も、日本会議も見にきてください」と締めくくった。
トークでは宮台真司氏と、ミュージシャンのダースレイダー氏もゲストとして加わった。