秋葉賢也復興大臣(比例東北)が昨秋の衆院選で、公設秘書2人に選挙運動の報酬を支払っていたことで、
神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)が5日、秋葉氏と妻、公設秘書2人の計4人について、
公職選挙法違反(事後買収、被買収など)の疑いで仙台地検に告発状を郵送したことを明らかにした。
告発状で上脇教授は、秋葉大臣らが昨年11月、秘書2人に対し、
報酬の支払いが認められている車上運動以外の選挙運動をしていたにもかかわらず、
それぞれ12万円と8万円を支払ったと主張。
秘書2人も報酬が選挙運動の対価だったと「認識していなかったとは到底考えられない」と訴えた。
秋葉大臣は28日の衆院予算委員会で、2人が活動した日付は分からないと答弁。
野党側が求めていた勤務記録は提出しなかった。
質問した立憲民主党の源馬謙太郎議員は「選挙違反をしていなかったか確認できない」と指摘。
職選挙法では、選挙活動で報酬を支払えるのは、事前に選挙管理委員会に登録した車上運動員らに限っている。
‘@安倍政権下、緩くなった選挙違反行為。
選挙違反を形骸化させてはならない。