来春の統一地方選に向けた試金石と位置づけられた11日茨城県議選投開票で、
自民は現職44人と前職1人の計45人を公認したが、県連の西條昌良幹事長をはじめ、現職10人が落選。
「保守王国」で自民党が苦戦を強いられ、衝撃が走った。
統一教会問題や相次ぐ閣僚辞任が尾を引いたようだ。
葉梨前法相は衆院茨城3区選出。告示直前の先月11日に「死刑のはんこ」失言で辞任。
あまりの逆風に、3区内のある自民候補は自分と葉梨議員とがポスターに写った葉梨議員の顔の上に、
別の自民党国会議員の写真を貼って隠したという。
さらに、衆院茨城6区選出の国光文乃・総務政務官は、
昨年の総選挙で「日当5000円で選挙応援のサクラ動員」疑惑が出た。
負けた現職10人のうち5人が国光議員の選挙区に集中している。
国光議員は現職総理の岸田派所属だが、県連内でも“おとがめなし”はあり得ないとの声が上がっている。
(サクラ動員・差別常習版・統一教会)
葉梨議員も同じく岸田派所属。岸田総理の後始末ができなかったツケが地方の議員に重くのしかかった。
党内の岸田総理への風当たりは、ますます強まりそうだ。