トヨタ自動車は17〜18日にタイで行われた25時間耐久レースに、開発中の水素エンジン車で出場。
海外レースに水素エンジン車で参加したのは初めて。開始直後と終了前の計8時間走った。
水素エンジンを載せた「GRカローラ」に、気体の水素を補充しながら走行。
豊田章男社長も交代で運転するドライバーの一員となっり、
脱炭素化につながるクルマとして性能の高さをアピールした。
次世代燃料として水素が注目されるなか、船内で海水から水素を製造し、
自動運航するという船を商船三井が開発中。
船内で海水と風力エネルギーを活用して水素を生み出し、陸上へ供給することを目的としている。
船の推進や、水素製造のための電力には風力エネルギーが活用されるが、
風をとらえるために奇抜な姿の船になり話題を呼んでいる。
風の力で航行しながら、水中では発電タービンを用いて発電し、
ポンプで組み上げた海水からつくった純水を電気分解することで、水素を作り出す。
一連の流れは全て自動で行われる。
船は自動航行モードとなり、現位置から寄港地までの風の状況を踏まえた最適な航路を割り出しながら、
風力と推進プロペラとのハイブリッド推進で航行。
途中で風が弱まると、硬翼帆を自動で下げ、格納されていた推進プロペラが起動。
この動力は、水素を活用した燃料電池によるエネルギー。
港に近づくと推進プロペラが作動するとともに、複数のドローンが船内から飛び立ち、
ドローンが係船索(ロープ)を岸壁につないで着岸。MCHを荷揚げ。
空になった船内のタンクにトルエンを補給したのち、再び風の強いエリアへと、
MCHの充填時間を予測しながら出航する。
無人航行時期は明かしていないものの、商用ではない小型の水素生産船は、
2025年以降に建造を計画しているという。