旺盛な内需を背景に底堅い成長が続いているインド。
12月1日にはSENSEX指数が63284まで上昇した。
だが、インド株市場も、米国の相次ぐ利上げに揺さぶられた。
新興国市場から投資マネーが流出し、6月中旬には先の指数が51000台まで下落。
ところが、夏以降には「外国人のインド株買い」が再開。欧米に比べて高い経済成長が再認識されたのだ。
インドの7~9月の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6.3%で8四半期連続のプラス。
国際通貨基金(IMF)によれば、インドの名目GDPは今年、英国を抜いて世界5位に浮上。
さらに2025年にはドイツを、27年には日本をも上回り、米中に次ぐ世界3位の経済大国になると予測されている。
海外からインドへの「直接投資」は一層の拡大をみせる。
しかし、残念ながら日本でインド株は直接取引できない。
インドが中国に代わり成長国として躍り出る日もそう遠くないが、
インドで活躍中の日本企業に関しても、スズキとホンダの関連会社くらいで、
日本はインド市場で大きく出遅れている。
日本はどこへ向かおうとしているのか。