ロシア軍の小型UAV「Orlan-10」製造に必要な部品は制裁を回避する物流ルートでロシアに運び込まれており、
この中には日本の斎藤製作所が製造するエンジンも含まれていると報じられている。
ロシアは制裁を回避する物流ルートを既に多数確保しており、このような手段で入手した部品が、
巡航ミサイルの製造にも活用されている。
2023年の攻勢に必要な物量を揃えるため同機の製造に必要なパーツを買い漁っているという。
露サンクトペテルブルクにある特殊技術センター(STC)が製造するOrlan-10の構成部品は、
海外サプライヤーからの供給に依存し、制裁対象に指定されているSTCへの輸出は禁止されているのだが、
ロイターの報道によれば「2022年中もロシア人が経営する香港とフロリダの会社を通じて、
サンクトペテルブルクの会社にOrlan-10の構成部品が輸出されている」と報じており、
輸出された部品の中には日本の斎藤製作所が製造するエンジン(FG-40型4サイクルエンジン)も含まれている。
当然、不正な手段で入手された部品の調達コストは正規ルートよりも高価で、正しく作動しないものも混じっている可能性が高い。
いずれにしろ武器はそう簡単に沢山作れるものではない。