香港の司法の独立性を揺るがす事態となっている。
香港の最高裁は今年11月、中国共産党に批判的な論調で知られる「リンゴ日報」の創業者、黎智英氏が、
香港国家安全維持法違反の罪に問われている裁判で、イギリスの弁護士に弁護を依頼したいとする、
黎氏の申請を認める判断を下した。
しかし、中国の全人代の常務委員会は30日、国家の安全に関わる裁判に外国の弁護士が参加するには、
香港の行政長官の許可が必要との解釈を示した。
香港の李家超行政長官は会見を開き、全人代が示した解釈を歓迎し、感謝するとコメント。
香港の最高裁判所の決定を中国側が事実上、覆すことになり、香港の司法の独立性が今後、さらに失われる。
‘@中国も終わったと感じながら、巨大な中国はこれからも世界に幅を利かすこととなる。
手が付けられない状態だ。
日本も安倍政権以降似たような感じになっていたが、恐ろしい話だ。
岸田政権になって、動き出すものもあり、そちらの方はまだましになってきたような気がする。