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​台湾、中国の手先と化した軍人、元議員らを拘束。

軍の現役もしくは退役将校を接待や金でスパイに仕立てる中国側の手口に悩む台湾では、

元空軍大佐を含む軍人7人による機密情報の流出、元国会議員と元海軍少将による、

親中国思考の退役将官のスカウトが発覚。

台湾では4日に元空軍大佐を含む軍人7人が、5日には元国会議員と元海軍少将が、

「中国に情報を売り渡すための組織を構築していた」と報じられており、

この2つの組織は相当量の情報を中国側に流していたとされる。



4日に報じられたスパイ疑惑の首謀者は2013年に空軍を退役した劉元大佐で、

台湾と大陸を行き来するビジネスの中で中国の諜報機関に取り込まれ、

6人の現役将校を組織に引き込んで軍用機の配備状況や機密資料を金銭と引き換えに受け取り、「これを中国側に売り渡していた」と言う。

ペーパーカンパニーを通じて中国側から劉元大佐に流れた金の合計は百万元(数千万円~1億円)にもなると報じられている。

さらに5日に報じられたスパイ疑惑の首謀者は、2012年に政界を引退した羅志明氏(元立法院の議員)で、

退役将官を次々と中国旅行に招待。

この旅行で接待を受けた退役将官達は「蔡政権が不正と腐敗にまみれている」と批判を行い、

民心と政局を混乱させた疑惑が、羅氏と夏氏にはスパイ組織を構築した疑惑が掛けられている。

この件の関係者は全員「無実、旅行の背後に中国が絡んでいたとは知らなかった」と否定。

英文台灣日報は2021年「如何に中国がスパイ網を台湾社会の奥深くまで張り巡らせようとしているか」と報じて注目を集めたが、

中国側のスパイ網は台湾の社会や軍に相当食い込んでいると見られている。