マサチューセッツ州に拠点を置く「Form Energy」が、「鉄空気電池」工場建設計画を発表。
鉄空気電池はリチウムイオンバッテリーより安価に製造可能かつ電力を長時間供給可能な技術として注目されており、
2024年には量産開始予定としている。
鉄空気電池は鉄や水を材料とした蓄電池で、リチウムやコバルトなどを材料とするリチウムイオンバッテリーと比べて、
10分の1のコストで生産可能とされている。
鉄空気電池は重量が大きいためスマートフォンや電気自動車などの用途には向かないが、
「大量の電気を蓄えて、数日間にわたって電力を供給し続ける」という用途には適しているとのこと。
このため、鉄空気電池は電力供給網を安定化させるための蓄電池として注目されている。
Form Energyはウェストバージニア州のウィアトンに鉄空気電池の工場を建設し、
2024年に鉄空気電池の製造を開始するとを発表。
また、工場の建設には7億6000万ドル(約980億円)が投じられる。
Form Energyは発表に際して「当社の新たなバッテリー工場は、
ウィアトンで少なくとも750人のフルタイム雇用を創出します」と述べ、
鉄空気電池の工場建設が地域経済の発展にも寄与することをアピール。
Form Energyは、自社が開発している鉄空気電池について、
「従来の発電所と同等のコストで100時間分の電気を蓄えられる」
「異常気象などで再生可能エネルギーを産出できないタイミングが長期間続いた場合でも、
電力供給網を安定状態に保てる」と説明。
‘@電気が安価で貯められることが出来るようになると社会が安心できる。
ただ、日本政府は原発邁進だから望まないかもしれない。