政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​戦闘の最前線バフムトにいる日本人。

「本当に危ない場所に行かないと本当に助けられない」

ロシアのウクライナ侵略から11カ月。東部のバフムト。

この最前線の地にボランティアとして住民をサポートしている日本人がいる。

田井中嵩雄さん(35)。去年5月にウクライナに入りボランティアとして住民のために避難所を整備したり、食料を配ったりしている。

バフムトはいまロシアの精鋭部隊が増え、ウクライナ側は押し込まれつつあるという。

毎日やまない砲撃の中、なぜ彼はその地にとどまっているのか。

彼が活動しているのはハリコフやザポリージャドネツク州のクラマトルスクなどいずれも激戦地。

去年12月からは、最悪の戦場と言われるバフムトの避難所で、住民たちを助けているという。

いまは連日、午前8時から午後3時頃まで食事や衣類を提供。シャワールームなども設置をしてるという。



「電気に関して、発電機をもう何台も持ち込んで、ガソリンをバフムトの外から持ってきて、

電気を通す工事。発電機から線を通してこなきゃいけないので、それを入れるようなこともやって電気を使っています。

水に関しては、もう全く無い。水・電気・ガス・通信に関しては、この4つのインフラ全て無い。

ウクライナ軍が時々運んでくるもので、しのいでいます」

外務省からウクライナ全土に対し退避勧告が発出されているのにも関わらず、なぜ危険な場所に自らの身を置くのか。

「本当に危ない場所に行かないと、本当に助けを求めている人はいない。

いないというか、そこに行かないと助けられない。『命をかけないと、命は助けられない』というのは僕の中にあったのでバフムトに来ています」

「夜の砲撃や銃撃戦が少なくなっているなというのを感じます。恐らく、もうウクライナ軍も疲弊しているのか、

それとももう撤退をしているから、戦える兵隊や、カバーできる兵隊がいないのかなというふうに感じています」

ウクライナ兵士から聞くんですけど、今までバフムトに来ていたロシア兵っていうのは、あまり訓練されていない。

ただ最近は、そういう素人じゃなくて、勘がいい奴、腕がいい奴、スナイパーも、必ず当ててくるような奴が現れてきている。

そういう空挺部隊、ロシア軍の精鋭空挺部隊と呼ばれているものも投入されているということなので、

ロシア軍としてはもう、かなり力を入れている。どうやっても落とそうとしている。ウクライナ軍が押されている。

レダルが陥落している。ロシア軍の包囲が、徐々に徐々に広がって言っている。これはもう確実だって言うのは、僕は聞いています」



田井中さんによれば、避難バスは数日に1台出るかどうかだったが、今はそれすら止まっているという。

田井中さん自身も、バフムトからの避難を模索しているというが…

「ここまで連れてきてくれたウクライナ兵士の方にお願いするっていう方法もあるんですけど、

それをすると、そのウクライナ兵士の方が、万が一攻撃されたら、ちょっと悪い言い方をするんですけど、

(自分を避難させるために)道連れにしてしまう可能性がある。

考えられるのは、現地で使っていない車を貸してもらうか、譲ってもらうか。

ガソリンを買って、いくらかの現金は持ち合わせているので、それで買って、自分で運転していくしかないのかなと思っています。

そうしないとやっぱり、誰かを巻き込んでしまう可能性が高くなるので。

結論言うと、脱出する方法というのは確立されていない、という状況です。

もし出られないとなると、残るしかない、残らざるを得ない、そうなったときはしょうがない。

しょうがないっていう言い方は良くないかもしれないけど…」

(1月26日放送「報道1930」より)



‘@この戦況化に置いても相手を思う気持ち。

そして、自己責任を肝に銘じている。

そして、是非は別として命懸けでウクライナの支援をしている。

本当に国民のために働いているのか。

日本の政治家が見習うべき姿がある。