ギルガメシュ叙事詩のコピーや失われた賛歌を発見
古代の破損した碑文や読み解くのが難しい古代文字の解読をAIが処理することで、
専門家が数時間かける作業をものの数秒でこなすことができる。
ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学(LMU)の研究チームは、
「Fragmentarium」というAIが複雑な楔形(くさびがた)文字である古代バビロニアのテキストを読み解いて、
美しい賛歌を発見したと報告。
ギルガメシュ叙事詩の最新の年代である紀元前130年の石版に属する断片を認識したとのこと。
その中の一つが「バビロンの街への賛歌」のテキストで、
今までバビロニアの文献には、都市への賛歌は発見されていない。
アラトゥ川
知恵の主ヌディムドによって創造された
平原に水を注ぎ、葦を濡らし、
その水をラグーンと海に注ぐ。
彼の畑には緑が咲き乱れ、
牧草地は新鮮な穀物で輝きます。
彼のおかげでとうもろこしは山積みになり、
草は群れの牧草地として高く育ち、
人類にふさわしい富と素晴らしさをもって、
すべては輝かしい豊かさで覆われています。
‘@およそ2200年前も豊かだったのか。
この詩にはすべてが美しく豊かなことが表現されている。
この時・場所に行ってみたい気持ちになる。