モビアス・キャピタル・パートナーズの創設者として知られる著名投資家のマーク・モビアス氏はこのほど、
FOXビジネスとのインタビューで、中国の資本規制のために資金を国外に持ち出すことができないと述べ、
政府の管理が厳しい経済への投資について「非常に、非常に慎重に」なるよう投資家に注意を促した。
2日に公表されたインタビュー内容によると、モビアス氏は「私は上海のHSBCに口座を持っている。
お金を引き出すことができない。政府は国外への資金流出を制限している」と指摘。
「なぜこんなことをするのか説明が得られない。彼らはあらゆる種類の障壁を設けている。
彼らは『お金を出すことはできない』とは言わない。
しかし、彼らは『どうやってこのお金を稼いだのか、20年分の記録を全部出せ』と言うのだ。これはクレイジーだ」と訴えた。
同氏のコメントは週末に中国のソーシャルメディア「微信(ウィーチャット)」で拡散された。
モビアス氏は「現在、中国政府は全土の企業で黄金株を保有している。
つまり、彼らは全ての企業を支配しようとしている。
政府が経済においてますます支配志向を強めているのを見るのはあまり良い事とは思わない」と語った。
‘@日本政府も中国と同じ道を辿っている。
アベノミクスの名の下、異例の措置として始まったETF購入は長期間にわたって行われたため、
市場には日銀が間接的に大株主となっている企業も現れた。
1位:アドバンテスト(保有割合25.2%・4,871億円)
2位:ファーストリテイリング(保有割合20.7%・19,333億円)
3位:TDK(保有割合20.6%・4,086億円)
4位:太陽誘電(保有割合20.1%・1,359億円)
5位:東邦亜鉛(保有割合19.7%・64億円)