「負担ばかり強いられて、産んだら自己責任で済まされるから産みたいけど無理になるんだよ」
2022年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)が79万9728人で、
統計開始以来初めて80万人割れとなったことが大きな話題を集める中で、
1児の母によるツイートが反響を呼んでいる。
2月28日、杏さんは率直な思いをツイートした。
「出生数が初の80万人割れで『若い世代が子どもを産まないから』って言うのは簡単だけど、
生活が安定してて、教育費の心配がなくて、老後も保証されてるなら『あと1人2人産みたい』って層は確実にいるよ。
負担ばかり強いられて『産んだら自己責任』で済まされるから『産みたいけど無理…』になるんだよ」
リプライや引用リツイートでも共感の声は多くある。
国の子育て支援が見当違いだと思っている人もたくさんいるのではないでしょうか」と、反響の受け止めについて明かす。
『産めばなんとかなる』と言う人もいますが、十分な教育や経験、
私立でも留学でも進路選択の自由を与えたいと思うと、経済的な余裕は必要です」。
楽観的に考えることは難しいとのことだ。
さらに、「再び疫病が流行しても、戦争が起こっても、物価高や増税が続いても、
子どもが生涯に関わるけがや病気をしても、それでもなんとかしてあげられる環境でないと、
複数人は産めないと思っています」。複雑な思いでいる。
自身の老後についても深く考えたうえでの意見発信だといい、
「『老後は子どもに見てもらえばいい』と言う人もいましたが、
私たち夫婦は子どもに迷惑をかけない老後を過ごしたいですし、
むしろ子どもが老後に困らない資産を残したいので論外だなと…」との思いを明かした。
杏さんは本音を言えば、明石市のような子育て政策を国にしていただきたいです」と、政府に注文を付けた。
「ただ、今同じような政策を打ち出しても『どうせそのうち所得制限がかかる』『子どもが成人するまで維持されるわけない』という不信感もあります。
政治家が思っているほど、国民は国の在り方を信用していないのではないでしょうか。
その不信感がある限り『じゃあ産もう』という人はすぐには増えないと思います。
だからこそ今すぐにでも子育て支援を始めて信頼を積んでいくしかないはずなのですが……」。
ENCOUNT編集部
‘@産んだら自己責任という風潮と言う意味が良く分からばいのだが、
子供を産むも生まないも各々の判断で、本来、自己責任は当たり前なのでは。
今は、昔より子供に対する保護は手厚い。
生まない理屈を考えているような気がする。
子供が多い大家族の家庭は上記のことなど考えていないだろう。
2000万円稼いでも貧乏などという話と似ている気がする。
上を目指せば切りがない。身の丈という言葉は死語か。
メディアの責任も大きい。
中学受験、良い大学に入らなければ、大学に行かなければダメみたいな報道。
ホリエモンの言うように下流の大学に無理に行くのなら、その間に他のスキルを身に付けた方が良い。
老後不安もメディアが煽るから高齢者が金を使わなくなる。
そして、子や孫に残そうとする。
残さなくてもいいのだ、自分で稼いだ金は自分で楽しく使うべきだ。
子や孫は自分で稼いで暮らしていく。
そうすれば社会も経済も回る。
疫病などと考えだしたら切りがないが社会が不安定になっている証なのかもしれない。
もしかしたら、YouTubeなどで人気の人は、子供のいない人が多かったりするのか。
全てをカネで考える現代病の悪害かも知れない。