書籍の編集、進行管理、紙面レイアウト、校正のツールを一元化した
大日本印刷(DNP)は中小の出版社向けに書籍の編集や進行管理、製版などを一元化し、制作業務を効率化するシステムを開発。
複数の作業を1つのシステムで完結させ、郵送やメールで紙面をやりとりする手間を軽減する。
編集者らの作業時間を7割減らし、効率的な作品作りを後押しするとしている。
従来は編集の各工程でそれぞれ別のシステムを使うケースが多かった。
新システムは編集者や校閲、紙面を刷り出しする製版担当者らが1つの紙面を参照し、
進捗状況や原稿の修正依頼などを確認できる。今後、記事や画像のデジタルアーカイブ機能も追加する。
DNPは月額10万円以下で新システムを提供することを検討。
現在は数社へ試験的に提供しており、今後1年間で10社、3年間で20社への導入を目指す。