「ヌートバーだって相手のミスではやらないはず」
河野太郎デジタル相が19日、自身のツイッターを更新。
第95回センバツ高校野球開幕日の18日の試合中に、東北の選手が山梨学院の失策で出塁した際に、
WBC日本代表で話題のペッパーミル・パフォーマンスを行った選手やチームを審判員が注意。
試合後に藤洋監督が注意されたことに不満を表明したことで賛否両論が飛びかう問題に発展。
日本高野連が異例の声明を発表。
河野デジタル大臣は「これってブラック校則につながるものがあるよね」などと私見を述べた。
河野大臣はさらに「『ヒットの時はいいけど、エラーの時はダメ』というのも、
『モヒカンはいいけど、ツーブロックはダメ』と同じで大人の価値観をただ押し付けてるだけ。
何が良くて何がダメか、自分たちで決めなさいとならないとブラック校則は無くならないし、無くせない」と強調。
(河野大臣は、相手が失敗した時に喜びなさい、煽りなさい、それの何が悪いのかと断じている。
モヒカンとツーブロックの例えは意味が分からない。少なくとも逆ではないか)
青学大の原晋駅伝監督も18日 自身のツイッターを更新。
原監督はこの一件を報じるネット記事を引用した上で、
「いまだにこんな管理者(審判)いるんだ⁉ 世の中個性を大切にしようと言っているのに、
他者を侮辱行為してないパフォーマンスに対して制限するなんて不思議でならない」と憤慨。
そして「負けるな高校球児! 高校野球は君たちの為にあるのだから!」と訴えた。
(相手のミスを喜びなさい、何が悪いのかと高校球児を鼓舞している)
日本高野連は「不要なパフォーマンスやジェスチャーは、従来より慎むようお願いしてきました。
試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方です」と声明を出した。
大会関係者からは「相手エラーで出塁した際ということが問題。調子に乗ってやってしまったんでしょうけど、
ヒットなら注意されていなかったかもしれないし、ここまで問題にはなっていなかったでしょう」と、指摘。
さらに同関係者は「高校野球は教育の一環であり、相手への敬意、スポーツマンシップは一番大切な伝統。
監督会議で毎回伝えていることなのに…。佐藤監督も分かっていたはず。
楽しくやろうとされているのは分かりますが、相手のミスでやってはいけません。
ヌートバーだってその状況(相手失策)ではやらないはず」と残念がった。
日頃からの言動を見ていれば分かるが、相手を思いやらない河野大臣や原監督。
河野大臣は他のブラックを言う前に自分のブラック姿勢を正すべきだ。
一見真っ当な話のようだが、ズレている。
生徒の自主性だけに任せていたら、いまの高校野球は成り立たず、イジメもさらに増える。
複数の出場校は監督が選手に対してあらためて注意をしたという。
ある選手は「僕たちは日ごろからやってませんでしたけど、あらためてやらないように確認しました」
他にも「エラーの場面でやったのでどうかな、と思います。冷静になって考えないといけない」
「ニュースで見たけど、ウチはパフォーマンスはやってないので、その話は出ていない」となどの声が聞かれた。
ネットなどでは、
>人の真似するのが「個性」
>個性は良いけど、アレって煽りだよね?
>相手のエラーを喜ぶリアクションはダメだろう
>エラー絡みじゃ煽ったと思われても仕方ない
などと、冷静な声が聞かれる。
ここまで大きな問題になってしまうと、ペッパーミルを披露する学校は出ないだろう。
騒ぎ過ぎて、逆に制約が増えてしまったかもしれない。