中国の習近平国家主席は26日、中国政府主催の国際経済(チャイナ・デベロップメント)フォーラムに祝辞を寄せ、
「世界経済は回復力が不十分だ。中国の発展が世界に新たなチャンスを提供する」として、
対外開放を進めて世界の景気回復をけん引することに意欲を表明。
側近の丁薛祥筆頭副首相が祝辞を読み上げた。
国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、チャイナ・デベロップメント・フォーラムで講演。
中国経済は「個人消費によって力強く回復している」と評価。
その上で、世界経済の「不確実性が高まっている」と警告。
先進国の行動により市場のストレスは緩和したものの、金融安定性に対するリスクに引き続き警戒するよう呼びかけた。
新型コロナのパンデミックやウクライナ戦争、金融引き締めによる影響で世界経済が減速する中、
2023年も厳しい年になるとの見解を改めて示した。