政治・経済、疑問に思うこと!

より良い日本へ願いを込めて。

​ウクライナ 古文書の修復に「阿波和紙」

徳島県が無償で提供。

ウクライナ西部リビウの国立歴史公文書館で、徳島県の伝統の和紙が、古文書の修復作業に役立てられている。

ウクライナへの軍事侵攻が始まって以降、ロシアから仕入れていた修復用の紙が手に入らなくなったため、

徳島県が無償で提供したもので、公文書館の館長は、支援に謝意を示していまる。



国立歴史公文書館は、18世紀後半から続くウクライナで最も歴史の古い公文書館

12世紀から20世紀前半までの行政文書や裁判資料、住民の戸籍記録など100万点以上を収蔵。

この中には、およそ900年前の樹皮に書かれた資料や17世紀にオスマン帝国のスルタンから送られた手紙など、

貴重な歴史資料も数多く含まれている。

公文書館の職員が新たな調達先を探していた際、知人を通じて徳島県の伝統和紙「阿波和紙」の存在を知り、

連絡を取ったところ、徳島県ウクライナへの支援の一環として無償で提供することを決めた。

公文書館には、これまでに徳島県吉野川市で作られた厚さの異なる5種類の阿波和紙、合わせて8500枚が届けられた。



ウクライナ国立歴史公文書館のオレシア・ステファニク館長は、

「日本の紙が私たちの歴史の保存に貢献してくれることは黄金のような価値があります。

日本の人々の支援に感謝しています。おかげで未来に希望が持てます」と話した。