漫画家の桑田二郎さんが7月2日、老衰のため死去。85歳。
1957年に『まぼろし探偵』(「少年画報」連載)、1958年、『月光仮面』(「少年倶楽部」連載)がヒット。
1963年より「週刊少年マガジン」(講談社)で連載した『8マン』がヒット。
劇画と呼ばれる写実画風の先駆け者。
他の漫画家の原稿が、印刷物ではわからないが、
ホワイトや切り貼りで描き損じを修正している事が多いのに対し、
桑田氏の原稿は印刷同様の仕上がりだったという。
描線の美しさは手塚治虫氏と双璧と言われており、
病床の手塚に代わって『鉄腕アトム』の代筆を務めたこともある。
(合掌)