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​瀬戸内寂聴さん死去。

瀬戸内寂聴・本名晴美さん(99歳)が、9日に京都市内の病院で亡くなっていた。

徳島市の神仏具商の次女に生まれた。



執筆活動と並行して、信仰に生きた。51歳だった73年、岩手県平泉町にある中尊寺で得度。

翌年には京都・嵯峨野に寂庵(じゃくあん)を開き、

87年からは岩手県二戸(にのへ)市の天台寺住職を務めた。



京都と往来しながら、荒廃した寺の復興に尽力。

寂庵や天台寺では定期的に法話を開き、孤独や病、家族不和などに悩む人への思いに耳を傾け、励ました。

晩年まで続けた法話の会には、全国から多くの人々が訪れた。

09年11月に京都の「寂庵 サガノ・サンガ」の別院として、

徳島に
「ナルト・サンガ」を閉庵、定期的に法話を行っていた。



満92歳の時に徳島で開いていた寺院「ナルト・サンガ」を閉庵。

 
「満92歳はさすがに老体の負担を痛切に感じます。
 
鳴門へ通うことは体力的に不可能となりました」と説明。



平和への行動にも力を注いだ。湾岸戦争への救援活動や米中枢同時テロへの報復停止を祈る断食を敢行。

東日本大震災時は原発再稼働に抗議し、89歳の時には東京・経済産業省前でハンガーストライキに参加。

東北にも足を運んで、被災者を支援した。



2006年に文化勲章。最晩年まで新聞や雑誌に連載を続けていた。

(合掌)