生誕100年の納骨式。
昨年11月に99歳で亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの納骨式が、
生誕100年となる15日、出身地・徳島市の井戸寺で営まれた。
瀬戸内さんは生前、住職を務めた岩手の天台寺、自ら開いた京都の寂庵、
そして徳島の3カ所での分骨を切望していた。
瀬戸内さんは実家の神仏具店を訪れる客と話をしたり、徳島で精力的に文化活動を行った。
寂聴さんは鳴門市に2009年11月7日に曼荼羅山(まんだらさん)寂庵 「ナルトサンガ」を開庵。
現在は閉庵している。
式には内藤佐和子徳島市長や抽選で選ばれたファンらも参列。
読経や焼香の後、骨つぼは住職らから瀬戸内さんの姉の孫瀬戸内啓資さん(57)に渡され、
井戸の形をした納骨堂に納められた。