19日にモスクワで開催されたチェスの大会「Moscow Open 2022」。
会場では3人と同時指しできるロボットが配置されており、
9歳の少年はこのロボットの対戦相手として参加。
ロボットが指し終わった直後に手前の少年が自分の駒をすっと動かすと、
突然ロボットハンドが、駒をつかむ少年の指をつかんだ。
あわててロボットハンドから少年の指を外そうとするオペレーター。
周囲にいた大人が集まって、ロボットハンドから少年の指を必死に外そうとした。
ロボットハンドから少年の指をなんとか外し、スタッフが少年を医務室へ連れて行ったが、指が折れていた。
チェスロボットはこれまでにもさまざまなイベントで展示されたことがあり、
今回のような事件を起こしたのは初めてだったとのこと。
モスクワチェス連盟のセルゲイ・ラザレフ会長は「チェスロボットは少年の指を折ってしまいました。
もちろんこれは悪いことです」とコメント。
一方で、安全規則として、ロボットが指し終わってから自分の手を指すまで、
少し待たなくてはならなかったのですが、
少年が待てずにすぐ指してしまったことがロボットの暴走につながったとラザレフ会長は指摘。
‘@まだ指し終わっていないとロボットが怒ったのか。
少年の指をロボットが折ったのか、無理やり外そうとして折れたのか。