上場企業の2020年1~3月期の純利益合計は前年同期比67.3%減。
新型コロナの感染拡大により事業環境が急速に悪化。
4月30日までに業績を発表した3月期決算企業199社をSMBC日興証券が集計。
東京証券取引所第1部の上場会社が対象で、全体の13.5%に当たる。
感染防止に向けた行動自粛に伴い、航空、鉄道会社では赤字転落が続出。
ANAHD(9202)が4月28日に発表した2020年3月期通期の連結決算は、
純利益が前期(19年3月期)比75.0%減の276億5500万円と大幅な減益。
JAL/JL(9201)が4月30日に発表した2020年3月期通期の連結決算は、
純利益が前期(19年3月期)比64.6%減の534億700万円と大幅な減益。
JR東日本が28日に発表した2020年1~3月期の連結決算は、営業損益が463億円の赤字。
前年同期は443億円の黒字で、四半期に営業赤字となるのは同社として初めて。
非製造業は純利益合計の減少率が76.7%、製造業も59.3%と落ち込んだ。
主要百貨店5社の4月度売上速報が出そろった。
各社の業績はおしなべて7~9割の減収。
各社の4月度の既存店売上高は、
三越伊勢丹が前年同月比90.2%減、高島屋が同75.8%減、
大丸松坂屋百貨店が同76.3%減、そごう・西武が同71.4%減、
阪急阪神百貨店が同80.5%減。