11日午後2時45分ごろ、茨城県結城市結城の老舗酒造会社「結城酒造」=浦里昌明社長(45)=から出火。
江戸末期に建てられた酒蔵2棟を全焼した。けが人は確認されていない。
県警結城署が出火原因などを調べている。
同署によると浦里社長の妻(44)から「ボイラーから酒蔵に火が延焼した」と消防に通報があった。
全焼したのは1859年建築の安政蔵と1865~1868年建築の蔵。
同酒造ホームページによると創業は1594年。
全焼した2棟のほか、明治期に建てられた高さ約10メートルのレンガ煙突も、
2000年4月に国の登録有形文化財に登録された。
現場はJR水戸線結城駅から約700メートル北の住宅街にある。